ああっ
そういえば私事ではあるが
この秋も転勤を免れた。
この北の大地に少なくとも来年の春迄は居る事が出来る。
家族には申し訳ないが正直嬉しい。
しかし僕が残ったとはいえ、当然この北の大地を離れる方もいる。
その方達の送別会第一弾が先週末の金曜日行われた。
組織に属するただの会社員である僕が断れる訳も無く参加することに。
送別会を途中で抜け出し家に着いたのが午前過ぎ。
既にペロンペロンである。
ぺろんぺろんで電話する。
「終わりましたー」
「了解」
30分もすると家の前にハイエースが到着する。
yamamooo技術顧問である。
荷物を積み込み出発するが道中全く記憶がない。
気が付いたらそこは桃源郷だった。
こんな状況の僕を迎えに来てくれ
一晩中運転してくれたyamamooo技術顧問。
一言くらいしか文句も言わず、いつもの爽やかな笑顔で起こしてくれた。
ありがとう。
車からチャリンコに乗り換え、渓に向かう。
天気は快晴。
気持ちの良い事この上無し。
今回は二人なので
思うがままに渓を巡る。
渓にはうっすらと秋の気配が経ち始め
前回のような喰い付きはない。
それでも良姿の虹鱒子が釣れた。
「今年はもう終わりかな」
「えっ、まだしばらくイケルんじゃない?」
「でも良い年だったね」
「そうだね」
静かに竿をたたみ、渓を後にした。
基地に戻り、祝杯を挙げる。
ここでもyamamooo技術顧問に腕を振るって頂いた。
旨い。
旨い。
旨い。
今年を振り返りながら1杯。
来年の構想について1杯。
虹鱒子を想いながら1杯。
杯を重ねる毎に幸せを実感する。
夢か現か
桃源郷の夜は更けて行く。
翌朝日曜日
本日も快晴。
しかし二人とも立ち上がらない。
「まあいいか」
桃源郷に来て釣りをしない贅沢を堪能する。
そういえばタンタカ特別顧問と二人で釣りしていた時は毎回こうだった。
あの時はただ単に二日酔いで釣り出来なかっただけではあるが。
でもあれから仲間が一人増え二人増え、今では沢山の仲間に囲まれる。
幸せも喜びも倍数で増え続けている。
感謝の気持ちも。
昼過ぎ迄だらだらして僕達は桃源郷を後にした。
ありがとう。
そう言い残して。
Team Brad Pitt
Special thanks ・・・
Mr.Yamamooo
Photograph by Mr.Yamamooo & Beider
2012.09.22-09.23 beider
追記
チームブラピの皆様へ
朝起きたら私のカーミットチェアがビリビリに壊されていました。
やはり獣はいるようですよ!!
イーヒッヒ!!