チームブラピ Defeat

ベイダー卿

2012年05月28日 23:43






木曜日
巨匠にLINEする。

「今週末どうします?」

「予定していた場所は駄目だ。」

「天気今ひとつですか?」

「ホームが行けるはずだ」

ならば我らがホームへ突っ走るしか無い。



金曜夜
巨匠と二人で夜の道東道を突っ走った。










到着はいつもと同じ26時過ぎ。
矢継ぎ早に設営を済まし乾杯。


「巨匠!!明日どうですかね??」

「大丈夫。明日は爆釣だ。」

「マジっすか?じゃあ早く寝なきゃ」

「明日は朝からガンガン行くぜ。ちゃんと起きろよ」

「了解」


僕は虹子さんとの再会を夢見て眠りに付いた。



朝起きると巨匠がいない。
小便をしようと川の方に向かうと川の中に巨匠がいた。
「巨匠!!」
声を掛けようとした瞬間、巨匠の竿がグンとしなった。
手際良いファイトをこなし、40オーバーの虹子さんを手にしながら

「隊長!!やっぱ今日は爆釣だ」

満面の笑みで川から上がって来た。
既に5本上げているとのこと。
こうなったらこうしちゃいられない。
颯爽と身支度を整えて巨匠の車に飛び乗った。

到着したポイントで我先にと竿を振る。
流した途端、ググーンと僕の竿がしなった。
その瞬間20mくらい下流にラインが走る。
でかい。
後ろで巨匠が「落ち着けー」と叫んでいる。
昨年はここで何度もプチンと切られている。
冷静に丁寧になんとか浅瀬に誘導し無事確保。
夢にまで見た40オーバーの虹子さんだ。






体高も素晴らしく、
感激と達成感で涙が出る程だった。
神様ありがとう。






しかし僕の釣果はここまでであった。


その後いくつかポイントを回り、竿を振る。
僕には全く当たりがこない。
しかし隣の巨匠は違う。
一振り一匹のような釣りっぷりだ。
しかもどいつも40オーバーばかり。
途中まで数えていたが、とても指の数では足りないので辞めた。

釣っている時間、場所、システム、フライ
全て巨匠と同じだ。
でも釣果が全く違う。
昨年よりも少し振れる様になり、
少しだけ芽生えていた自信が跡形も無く消滅した。

腕の差とはこうも顕著に出る物なのか。
自分が踏み入れた世界の奥深さをまざまざと見せつけられた。







夕方基地に戻って一仕事。
オーナーのご好意により、念願の直火サイトが完成した。






夜の帳が降りる頃、お手製サイトで焚火ナイト。









フライについて語る巨匠。

同行者への気遣い思いやりについて語る僕。

話は平行線だが笑い声だけは絶えない。









日付が変わる頃にはこんな状態に。






人間目一杯遊んで喰って呑むとこうなる。

幸せ絶頂の図







翌朝巨匠に叩き起こされ目が覚める。
頭が故障したかと思う程痛い。
バファリン2錠飲んで用意する。

さあて今日も遊びますか!!














この日も僕に釣果は無い。
巨匠は相変わらずコンスタントに上げる。


でも良いのだ。
お腹一杯自然の中で楽しめたのだから。




チクショウ。








Team Brad Pitt


Special thanks ・・・

" Mr.A-bar"

Photograph by Mr.A-bar

2012.05.26-27 beider 




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