大雪山 山開き

ベイダー卿

2012年07月02日 23:18





北の大地に蝉が鳴き始め、花々が咲き乱れる。

初夏の兆しが見え始める頃、ようやく大雪山の山開きである。


残雪の大雪山に今か今かと待ち侘びた人達が集った。

僕もその一人である。








今回のルートは

銀泉台〜赤岳〜白雲避難小屋〜北海岳〜黒岳〜層雲峡

初心者向け縦走コースである。


僕的には,昨年天候の為断念した白雲避難小屋に行けた事が嬉しかった。

念願適ったりである。




先ずは銀泉台から赤岳の登り。

距離はそうでもないのだが、雪渓が4カ所あり僕を苦しめる。


今回僕のザックは重い。

何も考えず詰め込んだ僕が悪いのだが、
初心者コースだからと嘗めていた。

計画的なご利用をと某CMが浮かぶくらい後悔したが後の祭りだ。

一歩一歩進む。


赤岳山頂で大休憩。




赤岳から白雲岳へ歩を進める。

白雲岳を登頂する予定ではあったが、
天気が崩れるとの予報があり
登頂を断念する。

白雲岳には登らず、まっすぐ白雲避難小屋に向かう。


テントを設営し念願のカンパーイ!!



トムラウシ、忠別岳を望みながら呑む酒は最高だ。

そこへ僕達とは逆ルートで登って来たアサさんアサ妻さんが到着する。

最高の景色と最高の仲間に囲まれながら人生を謳歌する。

最高だ!!



いつもの様に酔い潰れ
起きたのは翌朝の5時。

すでに辺りは明るい。

この時期の北海道は日が長い。

朝は4時くらいから
夜は20時くらいまで明るいのだ。

アサ妻さんは24時間明るいが。




忠別岳に向かうアサさんアサ妻さんとはここでお別れし
僕達は北海岳へ向かう。

北海岳までは緩やかなトレイルだ。

皆で冗談交じりに向かう。

「えっ?おまえ2組の山田のこと好きなの??」

「山田は3組の奥山とつきあっているらしいぜ!!」

「えっ?マジかよ!!」


なんて言う会話はおっさん達には無い。


ひい。ふう。げぼっ。


会話にならない会話を続けながら黒岳石室に向かう。




黒岳石室で大休憩。

楽しく昼食を取り下山する。




リフト、ロープウェーと乗り継ぎ下山すると
目の前に見知った顔が歩いている。

内地の旧友がいるではないか。



世の中不思議なものである。



二日間山の中を這いずり回って、20分に一本のロープウェーに乗ったら
そのロープウェーに関東から観光に来ていた友人が乗っていた。



不思議だ。





不思議と言えば
何故玉子の写真ばかりなんだと不思議に思う方も居るかもしれない。



でもしょうがない。



僕が撮った写真はかずと氏が作って来たこのゆで卵の写真しかないからだ。

生卵ではなくゆで卵だ。



でも良いのだ。



写真は無いが、僕の記憶にはしっかり刻まれている。



素晴らしい景色。

素晴らしい時間。






もちろんこのゆで卵が美味しかったことも!!






Special thanks ・・・

" Mr.kazuto & Miss.Miyuki & Mr.Kedama"

Photograph by Beider

2012.06.29-07.01 beider 




追記

ちなみに今回カメラを新調した。
この今にもひよこが生まれるのではないかという
躍動感を感じて頂ければ幸いである。

ゆで卵ではあるが。




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