I want to be Hiker ”Training”

ベイダー卿

2011年04月07日 21:31




コーホー

ベイダーっす!!


とうとう僕もハイカーとしてデビューしたわけだが

大きな問題がある。


それは脚だ。


これまでの僕は300Mの距離でもタクシーに乗る男だった。

あまり長い距離を歩いた経験がない。

歳は30代だが、体力は定年だ。


これではいくら高価な道具を揃えた所で

ブルドーザのような方とご一緒することは出来ない。

よってTrainingを開始した。

まづTrainingを開始するにあたって

用意した物がこれだ。



macpac
コルー20

このバックは背面に収納式のバックパックハーネスが付属しており

普通のバックとしても、又ザックとしても使うことが出来る品だ。

ウェストベルトは付いていないが

胴長の僕の背中には何故かジャストフィットする。

まるで僕の為に作られたバックのようだ。


コイツにこれを挿入する。



Dumbbell

これはうちの後輩から奪ったものだ。

体育会系が多いうちの会社はこんなのがゴロゴロしている。

引き締まった筋肉隆々で皆入社してくるのだが

半年でただのメタボに変身する。

そんな堕落した肉体の持ち主の下にいてもいたたまれないと

僕が救出したわけだ。

エコの精神でもある。


話が逸れたが、まづはコイツをベースウェイトと同じ5キロ入れてみる。

入れる場所はハイドレーションを入れる場所が良いようだ。

そこなら万が一他人と打つかっても怪我をさせる事はないだろう。


5キロのザックを背負って

とりあえず会社から歩いて帰ってくる。

片道50分のトレイルだ。

距離にして4キロくらいか。


ちなみにこのTrainingは肉体的なTrainingと同時に

精神的なTrainingも兼ねている。


まづは会社の人間から変態扱いを受けるようになった。

まあ

これはまだ良い。


最大の難関はコレだ。

僕の住む家は札幌の南に位置しており

途中ススキのを抜けて帰ってくる。



このご時勢、

以前よりは照明が落ちてはいるが相変わらずピカピカしている。

街は酔客と呼び込みで溢れている。


そこをザックを背負ったおっさんがテクテク歩いて帰るわけだ。

こんなヘンテコなおっさんに声を掛ける呼び込みはいない。

人で溢れているが、まるで無人のトレイルを行くようだ。

大変な精神的苦痛である。


途中ハンガーノックになる前に補給したほうがよいかしらと

悪魔の囁きが脳裏を霞める。


嗚呼切ない

と嘆きながらテクテク歩くのだ。



このTrainingを始めて3日が過ぎた。

大分脚の負担も無くなってきた。

もう少しダンベルの量を増やそうかと思う。


まだまだ春と呼ぶには早い北の大地ではあるが

この大地に緑の葉が茂る頃

僕は大雪山を登るのだ。

旨い酒はそれまでお預けすることにする。






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