Ultra Light Hiker

ベイダー卿

2011年02月28日 23:13



コーホー

ベイダーっす!!


月末の鬼のような仕事をこなして帰宅するとこんな本が置かれていた。

僕がいつも酔っ払ってポチッとするいつもの本屋だ。

購入する時は多少なりとも酔いが回っており、気分がよろしいのだが
毎月支払い時期には恨みに思う本屋でもある。

内地にいる頃はその配達の速度に驚かされたが
遠い北の国にはかなりの時間を要するようだ。
今回もゲヒゲヒ ポチンとしてから1週間もかかった。
ジャンプだったらもう既に価値が無くなっているところだ。

でもこの零下の世界で凍えながらわざわざ本屋まで行くことを考えたら
それなりに価値はあるような気もする。


まあ前置きが長くなったが届いたのはこんな書物だ。





ウルトラライトハイキング
土屋智哉

かの有名な御仁の書である。

非常に失礼な話で申し訳ないが
僕はずっと御仁の名をTomoyaさんだと思っていた。
この書を手に取り初めてTomoyoshiさんだと気が付いた。
僕と同じ愚を犯している方が多いように思えるのでここで恥を曝す。


ちなみに皆さん御存知とは思うが、
僕はハイカーではない。
ハイカーではない僕が何故このような書に興味を持ったのか。
それはやはり惹かれるからだ。
この副題に。





そう。
軽いって美徳だ。
この冬僕は初めてザックを背負うことになった。
重いという感覚を初めて経験したのだ。
重い荷物を背負うと周りの世界が一変し、全てが苦行の世界になる。
流れていた時間の速度も低下して、靴紐を結ぶことすら億劫になってしまう。
そうだ。重いのは悪だ。

でも実は解ってる。
本当に大事なことは荷物を軽くすることなんかじゃないことを。
ウン万円支払って少しばかり荷を軽くしても無駄なことを。

本当の悪は

僕の体だ。


仕事の所為にして酒ばかり呑んでてごめんなさい。

仕事の所為にして肉ばかり食べてごめんなさい。

仕事の所為にして油ばかり摂取してごめんなさい。


僕はこの書を機会にして生まれ変わる。
軽やかで素早いエコベイダーに。


この書をまだ1頁も読んでいないがそう思った2月末だった。




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