浮島第一章 シス卿達との出会い ホーボーtoratakeda
1月24日午後1時
僕は茨城県浮島に着いた。
雪はますます激しさをましていた。
そんな雪の中黒いヘルメットを持って車を降りた。
いったいシス卿達はどこにいるのだろう。
整備されたきれいな公園の中をずかずかと歩いていく。
地面はうっすらと雪が積もり、僕の足跡が点々と連なっている。
あっ、ライトセイバー忘れた。
泣く泣く引き返しまた戻ってきた。
すると一つの大きなシェルターを見つけた。
こんな雪が降る中、キャンプをしている物好きはシス卿達に違いない。
勝手にそう思い込んで、ヘルメットとマスクを被り、シェルターの隙間から飛び込んだ。
「キャーッ!」
人違いだ。
危うく警察を呼ばれるところだ。
事情を説明し、この辺に怪しいオヤジ達の集団はいないか聞いてみた。
するとかなり怪しい集団がさらに森の奥にいると言う。
夜遅くまでギャーギャー騒いでかなり怪しい集団だからここで引き返した方がいいと諭されるが、
わたしも怪しいやつですと断りをいれ、さらに森の奥へ進んだ。
かなり歩く。
メタボはどうせ入口の近くにいるだろうと甘く考えていた僕は考えを改めた。
恐るべしTBCOM。
そうこうしていると大きなシェルターと怪しげな数々のテント群を見つけた。
おおこれが変態テント村だなとニヤニヤしているとシェルターから怪しげなシス卿が1人出てきた。
写真 涼月卿
先ほどの失敗もあるので、一応確認のつもりで「TBCOMの方ですか?」と聞いてみた。
すると「TBCOMの方ではないけど、TBCOMです」となんとも歯切れの悪い返事が返ってきた。
そこで僕は気付いた。
TBCOMって名前はオフ会の名称であって、その集団の名前ではないことを。
うーん奥が深いTBCOM。
そこで僕はふっと我に返る。
いかん。
シス卿だ。
やられる。
慌ててヘルメットとマスクをかぶりライトセイバーを抜いた。
写真 バンカー卿
「どうもベイダーです。」
「あっ、いなぞうです。いやいやバンカーです。」
とお互い挨拶する。
たしかにいなぞうだなと危うく騙されそうになり、早くも暗黒のフォースにやられそうになる。
おおこれがかの有名なシス卿バンカー村長か、さすがだなと感動しているとシェルターの中からわらわらシス卿達が出て来た。
ひと通り挨拶を済ませシェルターの中へ。
暖かい。
世間の冷たい目や外の寒さに比べて、なんとこの中はあったかいのだろう。
それでいてオヤジくさい。
机の上なんかぐちゃぐちゃだ。
写真 バンカー卿
ああTBCOMに来たんだなと実感した。
オチがわからなくなったので
つづく
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